
「新型パジェロは619万円から。でも、結局どのグレードを選べばいいの?」
正式な価格が出ると、気になるのはそこですよね。
今回のパジェロは、価格が高くなるほどすべての装備が増える、という単純な並びではありません。
例えば、676万5,000円のGSRにはリヤデフロックが付きますが、16万5,000円高い693万円のEXCEEDには付きません。
これは装備の付け忘れではなく、グレードごとの方向性の違いです。今回は、公式情報をもとに4グレードの選び方を整理します。
新型パジェロは12月17日発売。ただし生産時期に違いがある
三菱自動車は2026年10月29日、新型パジェロを同年12月17日に発売すると発表しました。
メーカー希望小売価格は、消費税込みで次のとおりです。
● GLS:619万3,000円
● GSR:676万5,000円
● EXCEED:693万円
● SUPER EXCEED:795万800円
ここで見落としたくないのが、GLSとEXCEEDは2027年4月からの生産予定と案内されていることです。
「12月発売だから、どのグレードも同じ時期に納車される」とは考えないでください。生産開始は納車日とも違うので、希望仕様の納期は販売店で確認しましょう。
また、この金額は車両のメーカー希望小売価格です。有料色やオプション、登録に関する諸費用などを含めた支払総額とは分けて考える必要があります。
GLSは、価格を抑えてパジェロの基本を選ぶグレード
GLSはラインアップの入口ですが、「安いから4WDの基本まで省かれている」というわけではありません。
公式案内では、S-AWC、スーパーセレクト4WD-II、7つのドライブモードを搭載したベーシックモデルと位置づけられています。
シートはブラックのファブリック、ホイールは18インチです。
本革の内装や豪華な演出より、まずパジェロそのものに乗りたい。そんな人が検討しやすいグレードといえそうです。
ただし、リヤデフロックは設定されていません。必要な機能を決めたうえで価格を比べることが大切です。
GSRは、内装と悪路向け装備を見比べたい人の候補
GSRはGLSより57万2,000円高くなります。
ブラックの本革シートやルーフレールに加え、リヤデフロックを装備するのが特徴です。ホイールは18インチになります。
リヤデフロックは、左右の後輪の回転差を抑えて、悪路での駆動力確保を助ける装備です。三菱はアクティブLSDとの協調制御によるオフロード性能を説明しています。
「本革シートは欲しい。でも最上級までは予算をかけにくい」
「舗装路だけでなく、悪路で使う装備も確認したい」
そんな人は、GSRを比較の基準にすると選びやすそうです。
もちろん、装備があればどんな道でも走れるわけではありません。使用条件や操作方法は取扱説明書に従う必要があります。
EXCEEDは、GSRの装備をすべて上乗せした仕様ではない
EXCEEDは693万円。GSRとの差は16万5,000円です。
こちらは20インチホイール、アンビエントライト、保冷機能付きフロアコンソールボックスなど、見た目や室内の快適性に関わる装備がポイントになります。
一方、公式の主要装備表ではリヤデフロックはありません。
つまり、GSRとEXCEEDの比較では「高いほうを買えば全部付く」と考えないことが大切です。
悪路で使う機能を重視するならGSR、室内の雰囲気や快適装備を重視するならEXCEEDというように、自分の使い方から候補を絞ってみてください。
乗り心地についてはホイール径だけで決めつけず、試乗できる機会があれば実車で確認したいところです。
SUPER EXCEEDは、上質な内装や音響まで求める人へ
最上級のSUPER EXCEEDは795万800円。GLSとの差は175万7,800円です。
キャメルのセミアニリン本革シートや、Dynamic Sound Yamaha Ultimateを採用。20インチホイールを装備し、リヤデフロックも備えています。
GSRに対しては118万5,800円高くなります。
「リヤデフロックが欲しい」という理由だけなら、GSRも候補です。一方、室内の素材感や音響、最上級ならではの雰囲気にも価値を感じるなら、SUPER EXCEEDを見比べる意味があります。
価格差の価値は、使う頻度と好みで変わります。カタログの装備数だけでなく、実際に座ったときの印象も確認したいですね。
どのグレードでも、購入前に車幅を確認したい
グレード選びと一緒に確認したいのが、日常の置き場所です。
公式諸元では、新型パジェロは全長4,920mm、全幅1,925mm。全高はSUPER EXCEEDとEXCEEDが1,910mm、GSRとGLSが1,900mmです。
全幅の数値だけで駐車できると判断せず、ミラーやドア開閉の余裕、駐車場への進入経路も確認しましょう。
7人乗りの車でも、実際に何人で使い、どのくらい荷物を積むかは家庭によって違います。家族で使うなら、乗り降りや荷室も一緒に見ておくと判断しやすくなります。
選ぶ順番は「必要な装備、納期、支払総額」
新型パジェロを選ぶなら、まず欲しい装備を決め、次に生産・納車の予定、最後にオプションを含む支払総額を確認するのがおすすめです。
GLSの価格、GSRの悪路向け装備、EXCEEDの快適装備、SUPER EXCEEDの内装や音響。それぞれ、比較する理由が違います。
買い替えなら、今の車の下取り額も含めて予算を確認しましょう。買取も比較する場合は、新しい車の納期と引き渡し日を合わせ、車が使えない期間ができないかまで考えておくと安心です。
「一番高いグレード」ではなく、「自分が欲しい装備を備えたグレード」を探す。この順番なら、価格差の意味も見えてきます。
参考にした公式情報
確認日:2026年11月3日。価格・装備・生産予定は変更される場合があります。選び方の説明は編集上の見解です。
● 主要装備
● 走行性能
● 主要諸元
● グレード別の特徴










