
結論:新型フリードの乗り心地は「しなやか × 重厚」のバランス型。
街乗りの段差いなしは上質で、e:HEV(ハイブリッド)では静かさも高評価。
一方で3列目は短距離向き、ロードノイズはタイヤ選びで差が出る──という声が多いです。

この記事でわかること
- 500件超のユーザー口コミ&複数の試乗記から見えた「良い点/気になる点」
- **グレード(AIR/CROSSTAR、e:HEV/ガソリン、2WD/4WD)**で変わる体感
- ライバルトヨタ・シエンタとの“乗り心地と静粛性”の違い
- 長く快適に乗るコツ(空気圧・タイヤ・防音・シート調整)
- 試乗チェックリスト(その場で“乗り心地”の合う/合わないを判別)
1. 総評:フリードの乗り心地は「家族のための上質さ」
複数のプロ/アマ試乗レビューを横断すると、新型フリード(現行)の走りは「ファミリー向けに振ったしなやかさ」と評されることが多く、段差のいなし・街乗りの上質感はクラスでも上位評価。
特に**e:HEV(FF)**は静粛性や操作に対する反応の自然さが光り、「上質」との声が目立ちます。
一方で、ロードノイズは路面やタイヤ銘柄の影響が出やすい、3列目の長距離は厳しい──といった“現実的な”指摘も一定数。
これらはタイヤ選びや空気圧、座面調整などで改善余地があります。
2. 口コミ・試乗記の要点まとめ
良い評判(多かった順)
- しなやかな乗り心地:「ガタガタ道でも角が丸い」「重厚でフラット感がある」
- 静粛性:モーター走行域は静か。家族が会話しやすいとの声。
- 視界の良さ・姿勢の楽さ:アップライトな着座、見晴らしがよく運転しやすい。
- 2列目の座り心地:クッションがしっかりめで長時間でも疲れにくいという声。
気になった点(挙がりやすい順)
- ロードノイズ:荒れた舗装で拾いやすいと感じる人も。タイヤで差が出る。
- 3列目の長距離性能:短距離ならOK、長時間は“緊急用”との評価が目立つ。
- バックドアの重さ/装備の割り切り:上位SUV比で装備簡素と感じる例。
参考データ:ユーザー投稿型サイトやレビュー掲示板(みんカラ、価格.com ほか)では、乗り心地と静粛性の満足声が多数。
一方、**「ハンドルが細い」「3列目の余裕」**など細部の好み差は出ています。
3. どうして“重厚でしなやか”に感じるの?
試乗レポートでは、車体の重さ(特にe:HEV)が上下の揺れを落ち着かせ、しっとりした乗り味に効いているという見立てがありました。
モーター主体の発進も相まって、都市部でのストップ&ゴーが滑らか=乗員が酔いにくい傾向も。
- e:HEVは静かで滑らか:低速域ではモーター主体で騒音や振動が少ない。
- 4WDはさらに重厚感:車重増で落ち着きが出る一方、細かな凹凸の伝わり方はタイヤで変化。
4. 座席別:家族の「快適ポイント」
運転席・助手席
- 見晴らしが良いアップライト姿勢+広いガラスエリアで運転ストレスが少ない。
- 静粛性は概ね良好/エンジン介入音は状況次第で気になる場面あり。
2列目
- ややしっかりめの弾力で、長時間も疲れにくいという声。
- 日除けブラインドやUVカットなど快適装備の好評コメントあり。
3列目
- “緊急用~中距離まで”の想定が現実的。身長や座らせ方次第で評価差。
5. シエンタとの比較:違いはどこ?
両車ともハイブリッドでは動力の滑らかさは同等クラス。
ただしアクセル応答はフリードがわずかに機敏との試乗コメントがあり、走り味の“気持ちよさ”が好印象という評価も。
内装の質感演出もフリード優位という見立てが複数メディアで見られます。
まとめると:
静かさ・しなやかさ=互角/上質感の演出はフリードが優勢という評価が目立つ一方、3列目の使い勝手は用途と体格で感じ方が分かれます。
6. グレード選びと“乗り心地”の関係
- e:HEV(FF):静粛・滑らか重視の本命。街乗り~高速まで“家族の会話が弾む系”。
- 4WD:重厚感UP。積雪地・山道中心なら安心感がメリット。
- タイヤ&ホイール:一般に扁平が高い(厚い)ほどマイルド。見た目よりも家族の快適性を優先するなら標準サイズ寄りが無難。※傾向論
7. 長く快適に乗るコツ(効果順)
- タイヤ選びと空気圧
静粛&コンフォート系へ。空気圧は適正値±0~+0.1bar程度で様子見。ロードノイズと段差の角の丸まりが変わります(口コミでも差が顕著)。 - 定期的なホイールアライメント
直進性・ふらつき感の改善に効くケース多し。(一般論) - ラゲッジの荷物配置
重い荷物は前寄り・低い位置に。上下動を抑え、ピッチング抑制に寄与。(一般論) - シートとヘッドレストの微調整
2列目は座面の当たりを“しっかり”に感じやすいため、リクライニング角+腰当てで長時間疲労を軽減。 - 静音小物(フロアマット/ラゲッジマット)
ロードノイズ体感へ地味に効きます。(一般論)
8. こんな人に「ちょうどいい」
- 都市部の送迎・買い物が中心で、会話しやすい静かさがほしい
- 2列目の快適性を重視(チャイルドシート期~小学生の長距離移動)
- 週末は家族4~5人+荷物多め。3列目は“予備席”でOK
- 見た目よりも乗り心地と運転のしやすさに価値を置く人(視界・姿勢・取り回し)
9. よくある質問(FAQ)
Q. e:HEVとガソリン、乗り心地は変わる?
A. e:HEVは低速でモーター主体に走る時間が長く静かで滑らか。車重も効いて**“重厚感”のある乗り味になりやすい傾向。ガソリンは軽快さ**が魅力。
Q. 3列目は長距離でも大丈夫?
A. 短距離~中距離の“補助席”想定が現実的。体格や座らせ方で差は出るが、長時間は厳しいという声が多い。
Q. ロードノイズが気になるという口コミは本当?
A. 路面とタイヤ選びの影響が大。静粛系タイヤ/適正空気圧で改善する例も。
10. 競合(シエンタ)との「乗り心地&静粛性」一言まとめ
- フリード:反応が素直で機敏/上質感あるしなやかさ。内装の質感演出は優位という評価が多い。
- シエンタ:実用装備が手堅く、トータルバランスは拮抗。最終判断は家族の座らせ方と好みで。
11. 試乗で“乗り心地”を見抜くチェックリスト(保存版)
- 低速の段差(マンホール・道路の継ぎ目):角が**「トン」なのか「トスン」**なのか
- 荒れた舗装のザラつき音:会話を邪魔しないか
- 交差点→加速の滑らかさ:e:HEVの“スーッ”感を体感
- 2列目の座面の当たり:硬さは「しっかり」寄り。長時間OKか家族で確認
- 3列目:子ども+短距離と割り切れるか
- 高速道路の追い越しレーン:直進安定・収まり感
- タイヤ銘柄と空気圧:商談時に確認(静粛コンフォート系を検討)
12. 実際の声(要約)
- 「乗り心地は極めて重厚。上屋の動きが落ち着いて高級感すらある」(e:HEV 4WD 試乗)
- 「静音性は満足。エンジンに切り替わる瞬間だけ少し気になる」(ユーザー口コミ)
- 「ロードノイズが思ったより大きい? タイヤ次第かも」(ユーザー口コミ)
- 「2列目は固めで5時間でも疲れず。3列目は緊急用が現実的」(長時間レビュー)
- 「シエンタより内装の質感が好み。乗り心地もしなやか」(試乗記事)
13. まとめ:家族の会話が弾む「ちょうどいい」乗り心地
- 街→郊外→高速までしなやかで重厚。家族の声が通る“静かさ”も強み
- 2列目はしっかり座れて長時間OKの声、3列目は短距離想定が現実的
- タイヤと空気圧で印象はガラッと変わる。静粛コンフォート系+適正圧が王道
- **e:HEV(FF)**は上質さと静けさのベストバランス。4WDは重厚感プラス
- ライバルのシエンタと拮抗しつつ、上質感の演出はフリード優勢の評価が目立つ
最後のアドバイス:家族全員で試乗し、2列目・3列目に“普段の乗り方”で座ってチェック。
販売店の周回路に荒れた路面と段差があるか確認し、タイヤ銘柄・空気圧まで聞いてみると、納車後の満足度が一段と上がります。
🚙 ホンダ フリード向け タイヤ候補(静粛×乗り心地重視)
1. ブリヂストン レグノ GR-XII
- 特徴:静粛性ではトップクラス。細かいロードノイズをしっかりカット。
- メリット:ファミリーカー利用で「会話がしやすい」環境を作れる。
- 注意点:価格は高め。摩耗耐久は並。
2. ミシュラン プライマシー4+
- 特徴:欧州プレミアムタイヤ。静かさ+しなやかさが両立。
- メリット:高速道路の直進安定性、しっとりした乗り味。
- 注意点:国産に比べやや価格高。
3. ヨコハマ ブルーアース-GT AE51
- 特徴:エコ+静粛のバランス型。純正サイズで入れやすい。
- メリット:コストと静粛性のバランス◎。街乗り・高速どちらも安定。
- 注意点:GR-XIIやプライマシーほどの“高級感”はない。
4. ダンロップ ビューロ VE304
- 特徴:静粛性特化。吸音スポンジ採用でロードノイズ低減。
- メリット:荒れた路面でも車内が静か。しなやかさも良い。
- 注意点:やや柔らかめなのでスポーティさは薄い。
5. トーヨー トランパス LuII
- 特徴:ミニバン専用設計。ふらつきを抑えつつ静粛性を確保。
- メリット:フリードのような背の高い車で効果的。家族向き。
- 注意点:やや燃費性能は控えめ。
🎯 選び方のポイント
- 高速移動メイン → レグノ or プライマシー
- 街乗り・コスパ重視 → ブルーアース or ビューロ
- 家族フル乗車・長距離旅行 → トランパス
✅ 実用的アドバイス
- タイヤサイズは純正(185/65R15 など)を基本に。インチアップは見た目重視になる分、静粛性や乗り心地は落ちがち。
- 空気圧はメーカー指定値に忠実に。+0.1bar程度で様子を見るのはアリ。
- 試乗できる店舗で“タイヤの違い”を体感すると後悔が少ないです。
追記(執筆時点:2025年9月5日)
近年のモデル更新で内装の質感演出や静粛性が向上したという評価が増えています。購入検討中なら、最新ロットの試乗車でご自身の耳と身体で最終確認を!