

こんにちは。この記事では「ヴェルファイア欲しい。でも高い。どう選べば失敗しないの?」というあなたのために、プロ目線でやさしく、でも本音で解説します。
・いま新車で買うメリット/デメリット
・中古で失敗しない見分け方
・グレード・装備はどこまで必要?
・維持費や保険、実はここが高い
・買うタイミングと値引きのリアルな話
までを順番に読み進めれば、「よし、これなら決められる」と言える状態まで行けるように設計しています。
目次(この順で読めばOK)
- ヴェルファイアってどんなクルマ?アルファードと何が違う?
 - ヴェルファイアが向いている人・向いていない人
 - 新車で買う場合:メリット・デメリット・注意点
 - 中古で買う場合:相場感・狙い目年式・絶対に見るべきポイント
 - グレード・装備はどれを選ぶべき?(送迎用?家族用?自分用?で変わる)
 - 維持費リアル試算:ガソリン代・税金・保険・タイヤ代
 - 値引き・相場を下げるテクニック
 - 最終結論:あなたは新車派?中古派?それとも今は待ち?
 
ではいきましょう。
1. ヴェルファイアってどんなクルマ?アルファードと何が違う?
ひとことで言うと
「高級サルーンのくつろぎを、リビングごと持ち歩けるミニバンにした」というのがヴェルファイアです。
・3列シートで7〜8人乗れる
・2列目の“超VIPシート”が主役
・静粛性が高い
・長距離ドライブでも疲れにくい
・見た目がゴツい・威圧感がある(これが好きな人は圧倒的にヴェルファイア派)
アルファードとの違いは昔からよく言われる「キャラクターの差」。
- アルファード
→ 上品・ラグジュアリー・王道「社長車」感 - ヴェルファイア
→ 迫力・黒いオーラ・ちょい悪ラグジュアリー 
同じプラットフォームでも、顔つきや内装の雰囲気で選ぶ人が多いです。なので「仕事で使う」「役員送迎」ならアルファード派が多い一方、「自分のステータスとして乗りたい」「家族カーだけど妥協したくない」はヴェルファイア派が多い、という傾向があります。
あなたはどっち?
- 周りから“やってる感”を出したい → ヴェルファイア
 - 丸くまとめたい → アルファード
 
この時点で「いや、俺はヴェルファイアだな」と思った人は読み進めてOK。その直感、だいたい合ってます。
2. ヴェルファイアが向いている人・向いていない人

向いている人
- 子どもが2人以上いて、休日は必ずクルマで出かける
 - 祖父母も一緒に移動することがある(→乗降のしやすさと2列目の快適性がマジで効く)
 - 会社の迎え・送迎で“顔”を作りたい
 - 長距離運転が多いけど、疲れたくない
 - 「正直、車内が仕事部屋/商談部屋になる」みたいな使い方をしたい
 
向いていない人
- 月極駐車場の幅がギリギリ
→ ヴェルファイアは全幅が1.85m級なので、昔ながらの狭い立体駐車場だと本当にキツいです - 街中・狭い道メイン
→ コンビニもバック駐車になる - 燃費第一で軽いフットワークがほしい
→ コンパクトSUVとかのほうが幸福度高い可能性あり 
まずここを正直にチェックしておくと「買ったけど持て余す」という悲劇を防げます。
3. 新車で買う場合:メリット・デメリット・注意点
新車メリット
- 最新の装備・安全性能をフルで味わえる
- トヨタの最新予防安全パッケージ
- 360°カメラ、渋滞時サポート機能など
→ 家族を乗せる人には正直ここが一番大事 - 内装がピカピカ(これは中古では絶対に再現できない)
ヴェルファイアって2列目・3列目で飲み食いされがちなので、中古だとどうしても小キズ・小シミが入ります。特にスライドドア内側やドリンクホルダー周りは要注意。新車ならこの不安ゼロ。 - リセールバリューが非常に高い
人気が落ちにくいので、「数年乗ってもそこまで値崩れしない」というのがヴェルファイア系の伝統。結果的に実質負担がそこまで重くないこともある。 - ディーラー保証が長い&トラブルで悩まない
仕事や家族用で使う車は「壊れた=予定崩壊」なので、ここをお金で買えるのはデカいです。 
新車デメリット
- 価格。これは覚悟してください
→ 車両本体+オプション+諸費用で「え、ミニバンでこの値段?」ってなるレベル
カスタムパーツ(エアロ、ホイール、ナビ周り)を盛ると一気に跳ね上がります。 - 納期が読みにくい時期がある
人気グレードは契約してすぐ乗れるわけじゃないことも多いです。
「今すぐ必要(来月から家族で長距離移動が増える等)」なら中古も候補に入れるべき。 - 値引きはそこまで大きくない傾向
“売れるクルマ”は値引きが渋いのも車業界の常識です。 
4. 中古で買う場合:相場感・狙い目年式・絶対に見るべきポイント
ここからは一番みんなが知りたいところ。「中古のヴェルファイアってどうなの?」です。
中古メリット
- 新車より圧倒的に安い
数年落ち・走行距離そこそこ(例:5〜7万km台)の個体なら、新車価格と比べてガクッと下がります。
「とにかくヴェルファイアという“器”が欲しい」ならここが一番コスパいい。 - すぐ乗れる
契約→名義変更→納車、で比較的スムーズに納車できることが多い。引っ越しや家族構成の変化など“今すぐ必要”な人には救い。 - すでにカスタム済みの個体が多い
アルミホイール変更、エアロ装着、フリップダウンモニター、ドラレコ・ETC・後席モニター付きなど。
新品で全部つけるより明らかに安い。 
中古デメリット
- 「人を乗せる車」だからこその使用感
・2列目スライドレールのガタつき
・スライドドアの開閉音が重い/引っかかる
・2列目アームレストの肘部分の擦れ
・3列目のシートベルトのほつれ
→ これ全部、“家族で使い倒してきました”サイン。つまり前オーナーの使い方が丸見え。 - 事故歴・修復歴のリスク
高級ミニバン=街中での取り回しが大変=こすって板金、はあるある。
フロント回り・スライドドア・リアゲートの修復歴は特に要チェック。 - メンテ不足の個体も混ざる
特にブレーキ(重量車なので減りやすい)、タイヤ(サイズがデカくて高価)、足回りブッシュ類。このあたりがヘタってると乗り心地が一気に「ただの古いデカい車」になります。 
中古ヴェルファイア見るときのチェックリスト(ここ、保存レベル)
これだけはやってください:
- スライドドアを手動と電動の両方で開閉してみる
→ 異音・引っかかり・途中停止がないか - 2列目シートのリクライニング/オットマンを最大まで動かしてみる
→ ガタ・異音・動かない機構がないか(修理高い) - 助手席&2列目の足元カーペットをめくる
→ ジュースやミルクをこぼした跡=ニオイ残りやすい - 走行中に少しだけハンドルを左右に振ってみる(安全な場所で)
→ “グラッ”とする感じや床下からコトコト音があるなら足回りがヤレてるサイン - タイヤの残り溝と銘柄
→ ヴェルファイア級のサイズのタイヤ4本交換はなかなかの出費。納車後すぐ交換になると数万〜10万円台の臨時出費コース - メーカー(ディーラー)点検記録簿が残っているか
→ これは信頼度に直結。メンテをケチってないオーナーは点検記録を全部残します
→ 記録簿なし+距離多めは“安いけどおいしい”じゃなく“安いだけ”の可能性大 
このチェックをせずに見た目と価格だけで決めると、あとで泣きます。本当に。
5. グレード・装備はどれを選ぶべき?
ヴェルファイアは「どのグレードを選ぶか」で満足度がめちゃくちゃ変わります。ざっくり大きく分けるとこんな考え方でOKです。
家族メイン(旅行・送迎・買い物)
- 狙い:2列目が快適&安全装備が手厚いタイプ
 - 必須装備イメージ:
・両側電動スライドドア
・後席モニター(子ども対策は神)
・オットマン付きキャプテンシート
・360°パノラマビューカメラ 
この組み合わせにすると、「もう飛行機いらないじゃん」と言い出すレベルで後部座席がリラックス空間になります。
自分メイン(ステータス・仕事用送迎)
- 狙い:外観の迫力と内装の質感
 - 必須装備イメージ:
・大径アルミホイール
・エアロパッケージ
・本革/合皮シート
・電動格納オットマン(VIPが座る2列目が完全に“社長席”になる) 
“人を乗せる仕事”がある人は、後席の豪華さがそのまま信用や契約につながることもあるので、ケチらない人が多いです。
6. 維持費リアル試算
ここ、正直に行きます。ヴェルファイアは「買った後」が本番。
ガソリン代
・車体が重い+排気量もそこそこあるので、街乗りメインだと燃費は正直そこまで伸びません。
・毎週末どこかに出る家庭なら、月のガソリン代で「うわっ」となる人は多いです。
→ ハイブリッドモデルを選べば長距離ではかなりマイルドになりますが、車両価格は上がる=イニシャル重め・ランニング軽めという関係。
自動車税・重量税
・排気量が大きい=自動車税は当然高め
・重量が重い=重量税もそれなりにかかる
→「軽やコンパクトの感覚で考えてたら年額でビビった」って声はマジで多いです。
タイヤ・ブレーキまわり
・タイヤサイズがデカい=1本あたり高い
・ミニバンはフロントブレーキに負担が集中しがち
→ 消耗品の単価が“ファミリーカー価格”ではないので、ここを理解しておくと後悔しません。
任意保険
・ミニバン+高額車両ということで、保険料も高めに出ることがあります
・年齢条件(誰が運転するか)を工夫するだけで年に数万円単位で変わるので、契約前に必ずシミュレーションを。
7. 値引き・相場を下げるテクニック
これはあまり表で言われない話をします。
新車の場合
- 競合としてアルファードをわざと引き合いに出す
→ 「アルファードのこのグレードと悩んでる」と言うと、営業側も“このお客さん逃したくない”モードに入りやすい - オプションは“後付けできない系”を優先
→ 純正ナビや安全装備系はセットでつけて、フロアマットやドラレコは別ルートで用意、という買い方がトータル安いことは多い 
中古の場合
- 「点検整備とタイヤの状態」を材料に交渉する
→ 値引きではなく“納車整備のグレードを上げる”、“前後ドラレコをつけてもらう”、“バッテリー新品にしてもらう”などの形で条件を引き出すと通りやすい - 修復歴なし・ワンオーナー・ディーラー記録簿ありは基本的に強気価格
→ 逆に言えば、そこまで完璧じゃないけど致命傷もない個体が一番“実用コスパ”はいい 
8. 最終結論:あなたは新車派?中古派?それとも今は待ち?
ここまで読んでくれたあなたに、タイプ別の結論をまとめます。
すぐに家族用が必要
→ 中古の「そこそこ距離・装備充実・内装キレイ目」な個体を探すのがベスト。
理由:納車が早い+子どもがいるとどうせ内装は使い倒すので、最初から“ちょい使用感あり”の方が気楽。
送迎・仕事の信頼感を上げたい/お客様を乗せる
→ 新車 or 低走行・上級グレード中古。
理由:内装の“清潔感”と“座った瞬間の高級感”がそのまま信用ポイントになるから。ここはケチらない方が回収できる。
「ずっと欲しかった。これは自分のステータスの一部だ」
→ 正直、新車いっていい。
理由:ヴェルファイアはリセールが強い傾向があるので、「値落ちで大損するクルマ」ではありません。気持ち優先で選んで後悔しない数少ないミニバンです。
最後に(これが一番大事)
ヴェルファイアは「ただのファミリーカー」ではなく、“移動する居住空間”です。
だからこそ、試乗するときは運転席だけ見ないでください。
あなたが本当に大事にしたい人(家族でも、取引先でも、パートナーでも)を実際に2列目に座らせてください。
その表情を見た瞬間、あなたにとって「新車か中古か」「このグレードでいいのか」はほぼ決まります。
この記事が、あなたのヴェルファイア選びを“買ってよかった”にする助けになればうれしいです。🚗💡
							
											
                    
                    
                    
                    

                        
                        
                        
                        
                        
                        
                        
                        










