更新日:2026年10月20日

「輸入車に乗りたいけれど、保険料が心配」
「国産車から乗り換えると、毎年の負担が大きくなる?」

輸入車を検討するときは、車両価格だけでなく保険料も確認しておきたいところです。

結論からいうと、輸入車という分類だけで保険料の高低は決まりません。車の型式、車両保険の内容、運転する人の条件などによって変わるため、候補車ごとに見積もりを取ることが大切です。

この記事では、輸入車を購入する前に知っておきたい保険料の仕組みと、比較で見落としやすい点を整理します。

輸入車なら必ず国産車より高い?

「輸入車だから必ず高い」「国産車なら必ず安い」と一律には判断できません。

同じ人が運転する場合でも、乗り換える車や補償内容が変われば保険料は変わります。一方、同じ車種でも、等級や運転者の範囲などが違えば金額は異なります。

そのため、インターネットで見つけた別の人の年間保険料を、そのまま自分の予算に当てはめるのは避けましょう。

購入候補が決まったら、自分の条件で見積もると、車の維持費を具体的に考えられます。

保険料に影響する「型式別料率クラス」とは

保険料が車によって異なる要素の一つが、型式別料率クラスです。型式は、車検証などで確認できる車の識別情報です。

損害保険料率算出機構では、型式ごとの保険実績などに応じたクラスを案内しています。自家用普通・小型乗用車は1〜17の区分で、補償内容ごとにクラスが設定されます。

確認する項目は、主に次の4つです。

● 対人賠償

● 対物賠償

● 人身傷害

● 車両保険

数字が大きいからといって、車自体の安全性能が低いという意味ではありません。また、同機構の検索結果は参考純率上のクラスで、各保険会社が実際に使うものと異なる場合があります。

料率クラスだけで最終的な保険料を計算することはできないため、最後は各社の見積もりで確認しましょう。

出典:損害保険料率算出機構「型式別料率クラス検索」

車両保険の条件が違うと比較にならない

保険料を比較する際は、車両保険の有無と内容をそろえることが大切です。

例えば、今の車では車両保険を付けていなかったのに、新しく買う輸入車には付ける場合、増えた保険料をすべて「輸入車だから」と考えることはできません。

比較するときは、次の3点を確認しましょう。

1. 車両保険を付けるか

2. どの事故・損害を対象にするか

3. 免責金額はいくらか

補償タイプの名前が似ていても、対象となる事故や条件は会社によって異なります。名称だけで同じと判断せず、見積書と商品説明を確認してください。

参考:ソニー損保「乗換時に思ったよりも保険料が高くなったら」

免責金額を上げる前に、自己負担できる額を考える

車両保険の免責金額は、事故などで保険を使う際の自己負担額です。

免責金額の設定によって保険料を抑えられる場合がありますが、修理時の負担も確認する必要があります。

例えば修理費が30万円、適用される免責金額が5万円なら、ほかの支払条件や限度額に問題がないという前提で、保険金は25万円、自己負担は5万円という考え方です。実際の支払いは契約条件によります。

大切なのは、「保険料がいくら下がるか」と「事故時にいくら負担できるか」を一緒に考えることです。

初回と2回目以降で免責金額が違う設定もあるため、見積もりの数字を最後まで確認しましょう。

出典:ソニー損保「免責金額(自己負担額)」

安くするために、運転者条件を実態と違う内容にしない

保険料を比較するなら、まず実際の使い方を整理します。

● 主に運転するのは誰か

● 配偶者や家族も運転するか

● 通勤・通学や仕事で使うか

● 年間でどの程度走るか

● 現在の等級と事故有係数適用期間はどうなっているか

保険料を抑えるために運転者の範囲を狭めても、実際に運転する人が補償対象から外れれば困ります。

使用目的や走行距離の区分も、各社の質問と定義に沿って正しく申告しましょう。比較の途中で条件を変える場合は、どこを変えたか記録しておくと分かりやすくなります。

新型車が見積もり画面に出ないときは?

発売前や発売直後の車は、検索画面に出ないことがあります。

損害保険料率算出機構の検索サービスも、未発売・発売して間もない型式などは検索対象外と案内しています。

ただし、画面に出ないことだけで「保険に入れない」とは判断できません。販売店に車両情報を確認し、その情報を使って保険会社や代理店に相談しましょう。

別の年式や似た車種を代わりに選ぶと、正しい見積もりにならない可能性があります。車名や型式が不明な場合は、推測で入力しないことが大切です。

出典:損害保険料率算出機構の検索対象について

並行輸入車は引受条件を個別に確認する

正規輸入車と並行輸入車では、保険会社の取扱条件が異なる場合があります。

例えばソニー損保のウェブサイト取扱範囲では、車両保険を契約できない場合がある条件として、並行輸入車などを案内しています。これは同社の取扱条件で、すべての保険会社が同じとは限りません。

中古輸入車を購入する際は、正規輸入車か並行輸入車かも販売店で確認し、契約可能な補償を確かめておきましょう。

出典:ソニー損保「ウェブサイトの取扱範囲」

保険料以外に確認したい事故・故障時の対応

金額が近い場合は、事故や故障が起きたときの対応も比較材料になります。

修理先と搬送先

希望する修理工場へ搬送できるか、搬送距離や費用の条件はどうかを確認します。販売店のサポートがある場合は、そちらの内容も並べてみましょう。

代車と移動費

車が使えない間のレンタカー費用や交通費について、対象となる事情、日数、金額の上限を確認します。

事故による損害と、故障の扱い

車両保険、ロードサービス、メーカー保証、延長保証は、それぞれ役割が異なります。故障時の修理代まで車両保険で支払われると思い込まず、どこに相談するのかを整理しておきましょう。

これらのサービスや特約は、各社・商品で条件が異なります。

一括見積もりは「同じ条件の比較」に使う

複数の保険会社を比べたい場合、一括見積もりサービスも選択肢になります。

保険スクエアbang!では、複数社への見積もり依頼が案内されています。ただし、すべての保険会社や車両を比較できるとは限りません。取扱条件や結果の案内方法は申込前に確認してください。

比較する際は、次の項目をそろえましょう。

● 車名・型式・初度登録年月

● 保険開始日

● 等級などの契約情報

● 運転者の範囲と年齢条件

● 使用目的と走行距離

● 車両保険の有無、保険金額、免責金額

● 必要な特約

入力条件をそろえ、各社の見積もりで補償内容も確認してから選ぶことが大切です。見積もり依頼と保険契約の申込みを混同せず、最終的な契約手続きも確認しましょう。

自分の条件で保険料を確認したい方は、対象車両や利用条件を確認して比較してみてください。

保険スクエアbang!のサービス内容を確認する

※比較によって必ず保険料が安くなることを保証するものではありません。

買い替え時は納車前に車両入替を確認する

現在の車から輸入車へ乗り換える場合、保険契約の対象車を変更する手続きも確認しましょう。

ソニー損保は、新しい車の納車日が分かれば車両入替を事前に行えると案内しています。新しい車に乗る前に、契約先へ必要な手続きを確認してください。

保険会社を変更する場合も、新旧の契約期間と補償開始の日時を確認し、無保険の期間をつくらないように進めましょう。

出典:ソニー損保「契約車両の変更(車両入替)方法」

よくある質問

輸入車の保険料は年間いくらですか?

車の型式、年齢、等級、補償内容などで変わるため、一律には示せません。購入候補の車について、自分の条件で見積もりを取りましょう。

通販型の自動車保険でも契約できますか?

車両や契約条件によります。輸入車という分類だけで判断せず、候補の保険会社へ取扱可否を確認してください。

車両保険を外せば安くなりますか?

同じ条件で車両保険を外すと保険料が下がる場合がありますが、自分の車の損害をどう負担するかも考える必要があります。保険料の差と自己負担できる額を比較してください。

見積もりで一番安い会社を選べばよいですか?

補償範囲、免責金額、必要な特約などを確認し、希望する条件を満たしているか判断しましょう。

まとめ

輸入車の保険料は、輸入車か国産車かだけでは決まりません。車の型式や補償内容、運転者の条件などが関係します。

購入前に同じ条件で見積もりを取り、車両保険と自己負担額、事故・故障時の対応まで確認しましょう。

車両価格だけでなく保険を含む年間の負担が分かれば、納得して購入予算を組みやすくなります。

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