ロードサービスがあれば代車は不要?修理中のレンタカー代で見落としやすいこと

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「自動車保険にロードサービスが付いているから、車が壊れても代車は大丈夫」

そう思っていませんか。

実は、トラブル現場から帰るためのサポートと、修理中に通勤や買い物で使う車の費用は、同じとは限りません。

今回は、この違いと、保険を見直すときに確認したいポイントを解説します。

「その場から帰る」と「翌日から車を使う」は別の話

例えば、週末の外出先で車が故障し、修理工場へ運ばれたとします。

その日は帰宅できても、月曜からの通勤や家族の送迎はどうするでしょうか。

現場から移動できるかだけでなく、車が戻ってくるまで生活を続けられるか。この2つを分けて考えることが大切なんです。

ロードサービスという名前だけで、修理中のレンタカー代まで全額負担してもらえるとは判断しないようにしましょう。

ソニー損保の例では、帰宅用のサポートと修理中の特約が分かれている

ソニー損保のロードサービスには「レンタカー費用サポート」があります。

外出先で事故や故障により自力走行不能となった場合に、現場から自宅・目的地へ向かうため、24時間までのレンタカー基本料金を支払うサービスです。契約車両と同等クラス以下などの条件があります。

一方、「事故時レンタカー費用特約」は、対象となる事故などで車が使えなくなった際の、修理期間中などのレンタカー費用を補償するものです。

同じ会社の契約でも、利用する目的と条件が違うわけですね。

これはソニー損保の例です。ほかの保険会社にも、そのまま同じ時間・条件を当てはめることはできません。

出典:ソニー損保・レンタカー費用サポート/事故時レンタカー費用特約

「事故が対象」と「故障も対象」は同じではない

特約を調べる際は、名前だけで判断しないことも大切です。

事故で修理する場合と、故障して動かなくなった場合で、必要な条件が変わることがあります。

ソニー損保の案内では、故障時の対象には、保険始期日や「故障補償特約(搬送時)」のセット、自走不能でのレッカー搬送などの条件があります。

「レンタカー特約を付けているから、どんな故障でも使える」とは考えず、自分の契約で確かめましょう。

保険会社に聞くなら、次の質問が分かりやすいです。

「事故で修理するときだけですか。故障で車が使えなくなったときも対象ですか?」

出典:ソニー損保・事故時レンタカー費用特約の条件

日額だけでなく、何日使えるかも確認したい

レンタカー費用の補償を比較するなら、少なくとも次の項目を確認してみてください。

● 1日あたり、いくらまで対象になるか。

● 何日まで使えるか。

● 日数はいつから数えるか。

● 事故と故障で条件が変わるか。

● レンタカー会社を指定されるか、事前承認が必要か。

● 追加料金や燃料代など、対象外の費用は何か。

例えば、日額上限5,000円の契約で、対象となるレンタカー代が1日7,000円なら、差額の2,000円はどう扱われるか確認が必要です。

これは考え方を示す仮の例で、特定商品の料金ではありません。実際には、対象費用や日数などの条件も合わせて判断します。

日額だけ十分でも、必要な期間をカバーできなければ困りますよね。

ミニバンに乗っている人は、人数と荷物も考えよう

家族で使う車なら、代わりの車に何人乗れるかも大切です。

普段は大人数で移動するのに、借りられる車では全員乗れない。荷物やチャイルドシートを載せると、使い方が合わない。そんな可能性も考えておきたいところです。

必要なのは「同じ車種か」より、「普段の移動を続けられるか」という視点です。

ただし、補償があっても、希望する車の在庫まで保証されるとは限りません。必要な乗車人数や荷物の量は、手配時に具体的に伝えましょう。

工場の代車が借りられるなら、特約は外してもいい?

いつもの修理工場に代車があれば、特約は不要に思えるかもしれません。

ただ、検討する前に、貸出料金、空き状況、利用期間、借りられる車の種類を確認しておくと判断しやすくなります。

ほかに使える車がある、公共交通機関で移動できるという方と、毎日の送迎に車が欠かせない方では、必要性が違いますよね。

特約の追加保険料と、車がない間に自分で払える交通費を比べて考えてみてください。

誰にでも必須とは言えませんが、使う場面を想像してから選びたい補償です。

トラブルが起きたら、自分で借りる前に保険会社へ

急いでいると、近くのレンタカー会社で先に借りたくなるかもしれません。

でも、利用前の連絡や承認が条件になっている場合があります。

ソニー損保のロードサービスでは、必ず事前に受付窓口へ連絡するよう案内されています。また、事故時レンタカー費用特約は、同社が手配または承認したレンタカー会社が対象です。

まず安全を確保したうえで契約先へ連絡し、使える補償と手配方法を確認しましょう。

出典:ソニー損保・ロードサービス利用上の注意

保険の見直しでは「車がない間」まで比べよう

保険料を比較するときは、車両保険の有無や免責金額に加えて、代車・レンタカー費用の条件もそろえてみてください。

安くなったと思ったら、これまで付けていた補償が外れていた。そんな比較にならないよう、日額、日数、事故・故障の対象範囲まで確認することが大切です。

見積もりサービスで詳しい条件が分からない場合は、候補の保険会社へ個別に確認しましょう。

保険料と一緒に、修理中の移動手段まで備えられるか確認してみてください。

帰れることと、いつもの生活を続けられることは違う

ロードサービスは、トラブル時に頼れる仕組みです。ただ、修理が終わるまで必要な車の費用まで、すべて含まれているとは限りません。

自分の契約でどこまで使えるのか、車がなくても何日なら困らないか。更新前に一度考えてみると、必要な補償が見えてきます。

確認するときは、「代車は出ますか?」に加えて、「事故でも故障でも、何日・いくらまで対象ですか?」と聞いてみてください。

※2026年10月26日確認。商品・保険始期日・特約によって条件が異なります。実際の適用は、契約先の約款・利用規約と案内で確認してください。

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